腎臓の病気は正直イメージし辛いかもしれません。
「健康診断で腎臓の数値が悪いと言われた」
ということが多いかもしれません。
また、薬などに関しても“悪くしないよう、進行しないようにする”ことが目標になることが多く、“数字で明らかに改善した”というのもあまりなく治療継続のモチベーションが持ちにくいとも言われております。
腎臓はそもそも血液を濾過して不要な老廃物を尿として排出してくれます。腎臓の働きが悪くなると、老廃物が体に蓄積して尿毒症という状態になってしまいます。
腎臓が悪くなってもはじめのうちは症状がでにくく、そのまま進行すると人工的に老廃物を排出するための透析が必要となってしまいます。
ゆっくりと腎臓が悪くなっていく状態を慢性腎臓病(CKD)と呼びます。原因はいろいろありますが、透析へ至る一番の原因は糖尿病によるものです。慢性腎臓病は早めに発見し、適切な管理をすることで進行を遅らせて透析を回避したいものです。